本を読んだ感想21 [感想]

僕は今回、夏休みの宿題ということで、2冊の本を読みました。まとめて書かせていただきます。夏休みの宿題で原稿用紙に書いた読書感想文の内容をそのまま書きます(一部改)。

きみの友だち (新潮文庫)

きみの友だち (新潮文庫)

  • 作者: 重松 清
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/06/30
  • メディア: 文庫


〔感想〕
この物語の主人公は各編毎に「きみ」となっており、編毎に「きみ」の性格や事情が異なります。色々な人たちの視点から物事を見つめ、その人自身になったつもりで物語を読むことができました。
この本の中でいじめにあった子は「いじめの一番怖いところは何か」という質問に対して、「性格を変えられるところだ」と答えています。僕はその通りだと思いました。例えば、今まで社交的だった子がいじめを受けて内気な性格になったら、それは性格の変化といえるでしょう。実際、僕の通う学校でもいじめがあったという話を夏休み前に聞いたときには、いじめたりいじめられたりしていない僕でも心が痛みました。これからはいじめがゼロになってくれればと思います。
また、この本の中には言葉についての比喩的表現が出てきて、心に留まりました。その表現は「言葉はバンソウコウ」、「言葉はナイフ」の二つです。「言葉はナイフ」は、皆が一人に心の傷を負わせるということだと私は思いました。心の傷というのは、皮膚の傷などと違い、治すにも治し切れないものだと思いました。「言葉はバンソウコウ」というのは、その痛々しい言葉を言われた人を励ますように、一言でも良いから何か言ってあげることだと思います。その一言がその人の将来を救うかもしれないと思います。
この本の最後の編では、この物語に登場した人たちがほぼ皆登場します。もう皆成長して同窓会といった感じでした。僕はこの物語のこれより前の編でけんかをしたというか、少し気まずい関係になっていたブンと三好が同窓会にて普通に話していたことに驚きました。やはり子供の頃のけんかなどは大人になればもう関係がなくなるのかと思いました。僕も大人になったら学校の友達とどういう関係になっているのかと考えてみようと思います。
僕はこの「きみの友だち」を読んで、人間の思いやり、優しさなどの大切さを再び確かめさせられたと思います。そして自分は学校でどう友達と接しているかと見直してみました。今六組ではいじめはなさそうだが、もし自分以外の人がいじめられていたらどうするか、また、自分がいじめられたらどうするかと考えてみました。自分以外の人がいじめられていたら、やはり黙って見ているよりは自分が先生に言いに行くなどの対処をとってえも良いと思いました。自分の場合にも先生に相談することが大事だと思いました。この本はそんな友達との接し方や友達が困っていたらどうするかなどについて色々と僕に教えてくれました。現代社会では思いやり、やさしさが欠けているといわれています。おそらく、今もどこかでいじめを受けている人、そしていじめをしている人がいます。いじめている人は軽い気持ちでやっているのかもしれないですが、いじめられている人はやはり嫌なのです。そのいじめられている人は、誰かからの一言、つまりバンソウコウを求めているはずです。だから僕はたった一言でも勇気を出して優しい言葉をかけてあげようと思います。


日本の深海 (ブルーバックス)

日本の深海 (ブルーバックス)

  • 作者: 瀧澤 美奈子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/07/19
  • メディア: 新書


〔感想〕
僕はこの本を読み、生物学的なことや地学的なことなど多くのことを学びました。印象に残ったのは深海の資源、生物、さらには東日本大震災と深海の関係についてなどです。
僕はこの本から深海にたくさんの資源が埋まっていることを知り、とても驚きました。なぜなら、日本では石油などの化石燃料は秋田県などのごく一部でしか採れないことを知っていたからです。僕は陸上には資源は少ないが、海底にはたくさん眠っているんだなと思いました。
僕の最も興味がわいたのは深海の生物についてです。深海の生物は発光したりして、自分なりの工夫をして生活していることを知りました。特に関心があったのはダイオウイカとマッコウクジラの関係についてです。マッコウクジラによく吸盤のような跡がついているという話を、これまでにもテレビで聞いたことがありました。その理由がマッコウクジラがダイオウイカをエサとしているからだと読んだとき、僕は初めて納得した。そして、生物はそれぞれ必死に生きているのだと思いました。
最後に東日本大震災と深海の関係についてです。僕が驚いたのは震災発生後、震源の辺りの海底に幅一メートル、深さ一メートル程の亀裂が入っていたということです。僕はこれについて読んだとき、「地球は生きている」ということを改めて実感しました。
また深海とは関係ないが、本には堤防についての話が書かれていました。海が見えるように堤防を低くするか、それとも津波を防ぐために堤防を高くするかということです。僕は海が見えることに賛成します。なぜなら、全ての生物は海から生まれて、また、海は生物の母だからです。生物は皆、海から生まれたと思うと、僕は生命の神秘を感じます。
僕はこの本を読んで、生物、地球などについて見直すことができました。これからは自分は地球が生まれ、さらにそこで生まれた奇跡の存在だということを考えながら生きていこうと思います。
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コメント 4

SGW

よい本を読みましたね。感想文も自分の文章でしかり書けています。宿題が出なくても、普段から本を読む習慣をつけるとよいと思います。
by SGW (2013-08-20 18:19) 

淀飆

コピー&ペーストではありません。
これをきっかけに普段も本を読もうかなと思いました。
by 淀飆 (2013-08-20 19:47) 

美美

ご訪問ありがとうございます。
by 美美 (2013-08-21 16:54) 

淀飆

こちらこそ、ご訪問ありがとうございました。
by 淀飆 (2013-08-21 17:18) 

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